一般社団法人熊本県放射線技師会のホームページにアクセスいただきありがとうございます。
一般の皆様におかれましては、診療放射線技師という医療職種について名称を明確にご存じない方も少なくないと思います。私たち診療放射線技師は、多くは医療機関で働いており、X線検査やCT検査等の画像診断、放射線治療などの業務を行っています。皆様が病院に行かれて画像診断の検査を行う場合には、ほぼ100%私たちとお会いしていると思います。
放射線という言葉をお聞きになると、不安に思われる方が多くおられるかと思います。私たち診療放射線技師は、その名のとおり放射線を扱う職種であり、その知識を生かし、医療において安全に放射線を利用して、いかに皆様のお役に立つかを考え仕事をしております。
また、名称に放射線という言葉が使われてはおりますが、放射線を使わない、MRI、超音波、眼底カメラなども仕事の範囲に含まれており、ほとんどの画像の検査を行っています。
最近では、医療機関で行った放射線検査での被ばくの相談も増えてきており、当ホームページ上からも相談を承っております。また、福島原発事故のような放射線災害におきましては、汚染状況などの測定に会員を派遣し、医療以外の部分でも貢献させていただいております。
これまで、診療放射線技師という仕事をあまりご存じでなかった方も、このホームページをご覧いただき、私たちの活動をご理解いただければと思っております。よろしくお願い致します。
一般社団法人熊本県放射線技師会 会長 西小野昭人
平成29年5月の総会において肥合前会長から引き継ぎまして、会長に就任いたしました。よろしくお願い致します。
一般社団法人熊本県放射線技師会では県内の診療放射線技師の皆さまの技術向上にむけて、様々な講習会・研修会を行っています。さらにはそれぞれ専門の研究会についても後援しており、会員の皆様が参加しやすい環境の構築に務めています。当ホームページにおきましてもその都度新しい情報をアップし情報発信を行い、熊本県の診療放射線技師のポータルサイトとなるべく努力しているところです。
最近の医療は皆様のご承知の通り技術の進歩が著しく、歩みを止めると置き去りにされてしまいかねない状況です。医療の質の向上には様々な情報収集と具体的な実技が必要になります。それらをうまく伝え、会員の皆様方に利用参加していただければ更なる熊本県の向上が期待できるかと思います。また、安心できる職場環境を実現するために業務拡大についても、日本診療放射線技師会と連携して活動を行っています。チーム医療という言葉はすでに定着していると思いますが、熊本県では旧来から本会を含めた様々な医療職能団体で構成された熊本市保健医療専門団体連合会、熊本県医療・保健・福祉団体協議会などの活動が盛んであり、当該理事会での連携の話し合いならびに健康フェスティバルや連携学会など具体的なイベントを開催しております。
会員の皆様方におかれましては、熊本県放射線技師会の活動にご賛同いただくとともに、様々なご意見をお待ちしております。これからもより良い熊本県放射線技師会を創っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
一般社団法人熊本県放射線技師会は、放射線に関する知識の普及啓蒙を目指し、放射線技術の向上発達を図り、もって県民福祉の向上に寄与することを目的としている法人です。
近年、医療技術の進歩は目覚ましく、中でも放射線画像部門や放射線治療部門では、常に最先端の知識や技術が必要不可欠とされています。放射線画像検査は病気の正確な診断に必要な検査であり、放射線治療もなくてはならない治療のひとつです。撮影や治療で実際に放射線を照射したり、読影のための画像を作成しているのは私たち診療放射線技師です。放射線は人体に対して基本的には有害であり、照射するためには資格が必要です。しかし、正しい使い方をすれば多大な利益につながることは皆さんのご存じのとおりです。
本会では、皆様に安全な検査が行えるように、継続して研修会や技術講習会および学術大会を行い、診療放射線技師の資質向上に取り組んでいます。医療被ばくの低減を実現できるのも、放射線という名を持つ唯一の医療職種の診療放射線技師と考えています。私たちは、安全で安心な高精度の医療の提供を行うために事業を行っていきたいと考えています。