核医学(RI)検査とは
核医学(RI)検査とは、ごく微量の放射線(ガンマ線)を出す放射性医薬品というくすりを体内に投与し、そのくすりの動きを体の外から撮影し画像にする検査です。
他の検査と違い、病気の形や場所だけでなく臓器の血流や機能までみることが出来る、
とても大事な検査の一つです。
・検査の流れ
検査は、目的の臓器や病気の種類により異なる放射性医薬品を用いるため、くすりの集まる時間が異なり検査時間や検査方法が異なります。
検査はほとんどが予約制で日時が決まっています。また検査によっては前処置(検査を受ける準備)が必要な検査もございますので主治医の指示に従って下さい。
検査は、まず患者さんに放射線医薬品を投与します。投与方法は、検査の内容により異なり静脈注射、経口投与、呼吸による吸入などがあります。多くの場合は、静脈注射で体内に投与します。
投与後すぐ検査を始める場合と、目的の臓器や病気にくすりが集まるまで(1~3時間)待ってから検査する場合とがあります。また、特定の検査では投与後1日後や2日後、3日後に検査する場合もございます。検査は、多くの場合専用のベットに寝てもらい20~30分横になっている間に終わります。患者さんにとって苦痛の少ない検査となっています。
※検査は、放射線医薬品を投与して時間をあけて検査する場合と、投与しながら検査をする場合とがあります。これは検査の種類によって異なります。
・注意事項
核医学(RI)検査は、検査の種類によって前処置(検査を受ける準備)が様々です。例えば、直前のご飯を食べないように(前食禁)や、検査前に水を飲んでもらったり、前日に下剤を飲んでもらったり、1週間ヨードが含まれる食べ物を食べないようにする(ヨード禁)などいろいろあります。また、服用中の薬の一時中止なども必要な時があります。検査を受ける際には主治医の指示に従って下さい。